サッカー選手に冬生まれはいない!?思いこみの心理学〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科マンガ
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『サッカー選手は4~9月生まれが多い』という話を ご存じでしょうか
普通 誕生日の分布というのはバラバラになるはずですが
プロのサッカー選手の統計をとると
大半の選手は4~9月生まれだという結果が出ました
これには『学年分け』が関係していると考えられます
大人になれば 人の体格は 年齢に関わらずそれぞれですが
成長期である小・中学校の頃だと
一学年の間でも大きな差がありますね
4月から数えて 誕生日が早ければ早いほど より体は年上だと言えます
例えば
4月生まれ と 10月生まれでしたら半年の差がありますし
4月生まれ と 次の年の3月生まれでしたら
同級生にもかかわらず 体の年齢は1歳分くらい違います
そのため同じ学年の中でも 前半生まれの子供たちは
同じ学年の 後半生まれよりも
体格や発達面で有利になりやすいのです
だから 体育やスポーツの習い事をしていると
『自分は同い年の中でも 運動が得意なんだ』
という意識を持ちやすくなると考えられます
そしてそのまま スポーツの道に進む可能性も高いのです
反対に 一学年の中で遅い時期に生まれた子供は
前半生まれの同級生と 自分を比べることにより
『自分は運動が苦手だ』という意識が強くなると考えられます
生まれた時期というのは
実は意識に大きく影響を与えているんですね
ではここで 一学年ではなく 複数の学年で考えてみましょう
先ほどの話で言えば
小学校3年生の後半生まれの子供たちは
前半生まれよりも 体格や発達は不利だと言えます
しかし
2年生の前半生まれの子供たちと比べれば
3年生の後半生まれの方が年上になるので 体格や発達は有利ですね
つまり 昔から一学年の始まりが4月からではなく 10月からだったとしたら
サッカー選手は 10月~3月生まればかりになっていたかもしれません!
そうです
『自分は運動が苦手な方だ』という意識は
思い込みの可能性もあるのです
苦手意識によって 才能が活かせないのは
とてももったいないと思います
逆に言えば 人間は『自分はこれが得意だ!』という
純粋な『意識』や『気持ち』が強ければ
目標を実現することができるとも言えます
だから 苦手意識や うまくいかないことがあったときは
周りの比較対象によって 偶然そう感じているだけの可能性もあります
周囲と比較して ヘコむ必要はありません
大切なのは 自分を受け入れて『できる』と思うことですよ
動画もご覧ください!
マンガ…LuminousWさん