うつ病治療の実体験「見下していたおじさんに救われた話」〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科マンガ




◆うつ病治療 実体験「見下していたおじさんに救われた話」解説

人間がつらいときに必要なのは、
「決定的なアドバイス」や「起死回生の策」などではありません。
ましてや「お金」などでもありません。

ただ「誰かが味方として存在してくれていること」です。

それだけで、その人は勇気とパワーをもらうことができ、前に向かって進むことができます。

ですので、あなたの目の前の人が苦しんでいるときに、何か気の利いたことを言おうとしたり、無理に励まそうとしなくても構いません。

ただ「話を聞いてくれる」。
それだけで相手はすごく癒され、それこそが最大限の「治療」なのです。
どうか覚えておいてくださいね。

★マンガを読めない方のためのテキスト

私は今まで、街で見かけるおじさんのことを、いつも軽蔑していました。

だけど、あれは 1年前のこと。
転職した会社で、辛いことが重なりました。

友達にも恥ずかしくて相談できないまま、もう死んだほうが楽なんじゃないかと、思い始めていた時でした。

私は急にめまいがして道に座り込んでしまったのです。

そこへ声をかけてきたのは、私が軽蔑していたおじさんでした。

私はあまりにも疲れていて、気が付いたら、見ず知らずのおじさんに自分のことを、話し始めていました。

どのくらいの時間だったのかわかりません。

私の延々と続く話を、おじさんは何も口を挟むことなく聞いてくれました。

笑うことも、馬鹿にすることも、意見もすることなく

ただ静かに、聞いてくれたのです。

誰にも言えなかった色々なことを、すべて話してしまったとき、私は自分の心がとても軽くなっていることに、気が付きました。

久しぶりに息が出来たような、「ホッ」とするような気持ちになったのを覚えています。

そのとき私は悟ったのです。

たとえ何も言わなくても、何をくれることもなくても
ただそこにいてくれるだけで、人は安らぐことができるのだと。

お礼は言えずじまいです。

私は今まで軽蔑していたことが、申し訳なくなりました。

私はあれからまた転職して、どうにか働いています。

どこかでおじさんも元気でいてください。

あの時のおじさん、本当にありがとうございました。

今回の話が、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。

(完)

こちらのシリーズですが、実際の体験談などを元にして作ったマンガです。
個人情報に配慮し、細かい状況などを変更しております。ご了承ください。

「こんなことでも、うつになりえる?」
「そういえば私も思い当たることがある…!」

など少しでも生活について考える手がかりになりましたら幸いです。

「マンガで分かる心療内科」、WEB版のバックナンバーはこちらです。↓

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。


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