実写版「アラジン」、心理学的なネタバレ感想。〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科コラム

実写版「アラジン」心理学的なネタバレ感想。〜銀座新橋日比谷有楽町・心療内科コラム

こんにちは。ゆうきゆうです。

さてアラジンといえば、1992年に公開されたアニメ映画でした。

当時純朴な、いえ今も磨きをかけて純朴ですが、とにかく純朴だった自分は、その映画を観て、感動していました。

そのため今回、この実写版アラジンを観てきました。

えー、ここから先、ネタバレを含みます。
そのため「ネタバレ!? そんなの絶対イヤ!」という方は、読まないようにしていただければ幸いです。

 

とはいえ、まぁ、アラジンのネタバレって存在するのかしないのかイマイチ分かりませんけども。
すでに桃太郞とか浦島太郎の域に到達してると思います。
原点は超古典のアラビアンナイトですから。
「えっ!? 桃太郞に、まさかイヌが仲間になるなんて!」
「浦島太郎がおじいさんになるなんてネタバレ、言わないでください!」
みたいなのに近いかと。
「えっ!? アラジンがランプの精霊を呼び出すなんて!」
「最後はアラジンが勝利するなんてネタバレ、言わないで!」
みたいな。

まぁ、とはいえ細かい部分でほんのちょっとアレンジされている部分がありますので、とにかく「絶対ネタバレは1ミリもイヤ」という人は読まないでいただければ幸いです。(まぁその人はそもそもどうしてここ開いたんだろうって疑問はあるんですが)

さて、まぁ、とにかくネタバレ含んだ感想です。

アラジンの構造としては、
アラジン、ランプの精霊を呼び出す
⇒その力で王女であるジャスミンと親しくなる
⇒悪い大臣、ジャファーがランプの精霊を横取り(まぁそもそも最初に横取りしたのはアラジンなんですが)
⇒さらに大臣、精霊の力で王位をゲットして、王女を妻にしようとする
⇒でもアラジンやジャスミンが大逆転してジャファーをやっつける

という流れになります。

以前のアニメ版のメインソングは、言うまでもなく、かの有名な「ホール・ニュー・ワールド」。
アラジンがジャスミンを、空飛ぶ絨毯にのせて空中飛行する際に歌っていたテーマになります。
とにかく「新しい世界を見せてあげるよ、勇気をもって飛び出そう!」的な歌です。
まぁ、非常に明るくて前向きな歌だと思います。

しかし今回、このホール・ニュー・ワールドの他に、もう一つ重大な歌が入っていました。

それこそが、悪い大臣、ジャファーが、王とジャスミンから権力を奪い、彼等を牢に幽閉しようとしたときに、ジャスミンが歌った歌です。

それこそが「Speechless(スピーチレス)」
日本語では「心の声」と訳されているようです。

スピーチレスとは、「スピーチ(話すこと)」+「レス(ない)」で、「話せない」。
歌としては、「話せない状態でいるつもりはない、声をあげよう!」というような歌詞です。

こちら、シネマトゥデイさんの公式動画です。

非常に素晴らしい歌詞で、なおかつ情熱的なメロディとあいまって、まさにこの映画を代表する名曲でした。

字幕版の映画では、このように訳されています。

上の動画内の映像から引用します。

「女の意見は不要 そんな時代も終わる」

「声を上げよう」

こちら、ここだけ見ると、「女性を強く応援するメッセージソング」のように取れてしまうのですが、そもそも元の歌詞はこうあります。

Stay in your place better seen and not heard.
But now that story is ending.

日本語に訳すなら、
「ただ黙って、何も話さない方がいい…。でもそんなのは終わりだ」
となります。

一見女性に向けたメッセージにも思えますが、実際、老若男女とわず、すべての人の心に勇気を与える歌なのではないかと思います。

言うべきときに、言うべきことを口にすることは、メンタル的にも、本人の人生的な意味でも、とても大切。
実際にメンタルクリニックにかかる方の中には、主張したくてもできず、ストレスを抱えて病気になってしまう方も多々います。
そのためこの歌から、女性だけでなく、男性も、すべての人が「話す勇気」「主張するエネルギー」をもらうための歌として取れば、それがベストなのではないかと思うのです。

特にそのシーン、ジャスミンだけでなく、王も反抗すべき状況でしたからね。結局王は見てただけですから。
女性はもちろんですが、王も頑張らないと。王も応援されておかないと、と。

とはいえ何にせよ、メインソングは本当に素晴らしく、また最初から最後まで展開が分かりつつも、心から楽しめる映画だったと思います。

みなさまもぜひ。

ちなみに自分は中学校時代、生徒会長に立候補したことがあり、その際にスピーチをしたのですが、ものすごい緊張により途中の8割くらいをまるっまるスッ飛ばして話してしまったことがあります。桃太郞でたとえるなら、「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きましたら鬼を退治しました」レベル。え、いきなり!? みたいな。もちろん落選しました。

自分の場合は別の意味でスピーチレスだと感じつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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